就実の丘SNS情報
就実の丘/旭川 | たびらい
就実の丘目次
- 就実の丘はドラマガリレオのロケ地にも使われた。
- 就実の丘〈大雪山〉
- ジェットコースターと呼ばれる就実の丘
- 就実の丘の夕日
- 就実の丘の夜景
- 就実の丘の星
- 就実の丘周辺
- 就実の丘周辺にある青い池
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就実の丘(しゅうじつのおか)は、北海道旭川市の西神楽地区にある丘陵地帯である。旭川空港の南東側に位置し、隣接する美瑛町や富良野市のような丘陵風景が見られることで人気を集めている。旭川空港周辺は特に夕景が美しい。夜の星空も美しい。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
就実の丘は丘陵風景が有名だが、ジェットコースターのようなアップダウン道路、旭川空港の風景、旭川・美瑛市街地の遠景、大雪山連峰などがのぞめ、変化に富んだ風景が独特の趣きである。美瑛の丘とは一味違った醍醐味があると言えよう。
以前は知る人の少ないマイナーなスポットであったが、地元の雑誌で紹介されたり、口コミで評判が広がるなどして訪れる人が増えている。最近では写真をとる人の姿も多く見られる。ただし、現状では案内・看板がほとんど設置されていないので、初めて訪れる人は注意が必要。就実の丘へ入り口を間違えると狭い農道に迷い込むので注意。又、就実の丘周辺はヒグマの出没事例があり注意が必要。美瑛町の北西の丘展望公園の北側に位置し、目視でお互いの位置を確認することが出来る。
大雪山の主峰(旭岳など)と大雪山の一部である十勝岳連峰の全貌が見渡せることが出来る、数少ない貴重な場所である。
就実の丘はドラマガリレオのロケ地にも使われた。
就実の丘(しゅうじつのおか)は、旭川市から美瑛町へ行くことが出来る農道にある丘陵地帯であり景勝地です。
15年ほど前までは名前もない、知る人だけが知る隠れた絶景スポットでした。平成14年に旭川市在住の写真家・檜山修さんが名もない絶景スポットを、明治33年に香川県から3名が入植し開拓を始め、大正2年に結成された「就実青年会」に由来する形で「就実の丘」と名付けたことからだんだん知られるようになりました。
更に福山雅治さん主演の人気ドラマ「ガリレオ2」の10話(2013年6月17日放送)のオープニングすぐにここ、就実の丘へ通じる道が映りました。天海祐希さん演じる真柴綾音が乗ったタクシーが走る何気ないワンシーンでしたが、あまりにも素敵な景色でしたので話題になりました。
就実の丘〈大雪山〉
この大雪山の主峰は標高2290mの旭岳で、北海道イチ高い山です。
標高は、標高日本上位の山々と比べるとそんなに高くありませんが、高緯度の北海道にあるため気象条件は日本アルプスの3000m級の山々とほぼ同じだそうです。
また、大雪山は標高の高い区域が非常に広く、山々がなだらかに広がっているために日本最大の高山帯を形成しています。日本アルプスのてっぺんがずーっと連なっているというイメージでしょうか。
温帯と寒帯の狭間でもあり、小泉岳~緑岳の山岳永久凍土と呼ばれる永久凍土(2以上ずっと続いて0℃以下である地盤)のや、多くの周氷河地形(地中の水分が凍ったり溶けたりを繰り返してできた地形)が残っていることから高山植物の種類も豊富です。
とはいえ、さすがにここ高山植物を就実の丘から望むことはできませんが、真夏でも残る雪や、紅葉は楽しむことができそうです。大雪山は地理・気候風土から日本国内で最も早く紅葉が始まり、本州では残暑が残る9月にはウラシマツツジやチングルマの紅葉がはじまり、例年9月中旬には初雪が観測されるそうです。
ジェットコースターと呼ばれる就実の丘
就実の丘から北西側、坊主山への道はアップダウンが激しく、ウネウネとうねる道が続くため「ジェットコースターの道」もしくは「新ジェットコースターの道」と呼ばれています。
北海道らしいまーっすぐと続く道に、両脇には農地。遠くに見える大雪山の山々。絶景ドライブを楽しむことができます。
遠くからはずーっと真っ直ぐ続くように見える道も、走ってみると途中には森迂回するような急カーブもあり、変化に富んだドライブコース。とくにここのジェットコースター感は上り坂で感じられます。坂をのぼっている最中は先が見えない上り坂で、てっぺんにたどり着くとそこはジェットコースターが急降下する前に似ています。ジェットコースターの道と呼ばれる理由も納得です!
とはいえここは農道。細い脇道からはトラックやトラクターが出てくることもありますし、両脇の農地は私有地の畑ですから立ち入りや邪魔になるところへの路上駐車は厳禁です。
トラクターが来たら、トラクターの往来を優先させ、マナーを守ったドライブを楽しみましょう。また、「新」と名前が付いているからには「元祖」があるはず。もちろんあります!
それは、同じ北海道の上富良野町にあり、2005年放送の倉本聰脚本のドラマ「優しい時間」に登場するのが元祖のこちら、ジェットコースターの路です。こちらには看板もあり、かみふらの八景のひとつに選ばれている道路です。
元祖のジェットコースターの路は、美瑛から富良野へ続く国道237号線から入ったところの西11線という農免道路で、4.5kmも真っ直ぐ直線の道路が続きます。昇降するレールのような景観からこの名がつきました。
どちらのジェットコースターの道も北海道らしい雄大な景色を望みながら、スリル満点なドライブを楽しむことができますがルールを守り、ジェットコースターの急勾配急カーブ急加速にこだわらずのんびりとドライブを楽しむのもオススメです!
就実の丘の夕日
就実の丘からは春夏秋冬はもちろんのこと、
夜明け・夕暮れ・星空など1日のうちに千差万別にその表情が代わり、行くたびに違う景色を楽しませてくれます。
夕暮れになると、大雪山と十勝岳連峰が薄らと茜色に染まり、サンピラーが現れることも!
ちなみに「サンピラー」とは大気光学現象のことで、日の出または日没時に地平線に対して垂直方向へ、太陽から炎のような形の光芒(こうぼう)が見られる現象です。発生ポイントは「雲」
景色を見たり撮ったりするのに、雲が出ているとどうしても「あの雲がなければ~!」なんて言ったことありませんか?(笑)
でもこのサンピラーを見たいなら、雲は必須。雲の中に含まれる六角板状の結晶がポイントなのです。
上空で吹く風が弱い場合、結晶は落下時の空気抵抗によって、地面に対してちょうど水平の状態で浮かぶことがあります。この水平状態で受かんだ結晶が、太陽光を反射することで、美しい太陽柱(サンピラー)が出現するのです。
メカニズムはとてもシンプルなのですが、発生確率はとても低いです。雲が出ているからといって必ず現れる現象ではないため、北海道では冬季のダイヤモンドダストがポイントとなってできるサンピラーの方が見られることが多いみたいですね。
雲が出ていたからといって肩を落とさず、サンピラーの出現に期待しましょう!
先程から言っているように、とても稀な現象なので「天災が起こる前触れ」や反対に「見れたものには幸運が起こる」とも言う方がいらっしゃるんだとか。
就実の丘の夜景
就実の丘から見る日中の景色を楽しんだら、ぜひ夜景も楽しんでいってもらいたいです!
北側には旭川市街地の夜景・南西側には美瑛町の夜景を楽しむことができます。
比べると、旭川市街地の夜景の方が賑やかに見えますが、美瑛の落ち着いた夜景もいいものです。
ちなみに、世界三大夜景はご存知ですか?
・中国・香港の夜景
・北海道・函館山からみる函館市内の夜景
世界三大夜景の中に日本、そして同じ北海道の夜景が入ってるなんて驚きですよね!
では続いて、日本三大夜景をご紹介。
・長崎県長崎市・稲佐山からの夜景
・兵庫県神戸市・摩耶山からの夜景
・北海道函館市・函館山からの夜景です。
最近は、新三大夜景などもあるそうですがやはり元祖はこの3つですよね!
では次は北海道の三大夜景。なんにでも三大〇〇ってあるんですね(笑)
・藻岩山から見る札幌の夜景
・天狗山から見る小樽の夜景
・函館山から見る函館の夜景
全てに北海道函館山からみる夜景がはいってるんですね!
就実の丘から見る、旭川市街地と美瑛市街地は100万ドルの夜景…とはいきませんが、夜景のために来る人や夜景だけを見に来ている人もいるくらいです。
夜景は空気が澄んだ時期に見るのがオススメ。とはいえ真冬は除雪されないため立ち入りが難しいのですが、春や秋など空気の澄んだ季節を狙って行ってみてください!
就実の丘の星
就実の丘は、周囲に光がほとんどありませんので夜景の他にも星空をとてもキレイに見ることができます。
流星群か近づいてる時なんて最高の観測ポイントで、十勝岳連峰を背景に流れる流れ星を見ることができます!
そんな星空を狙って来るカメラマンも多く、特に地元の方々は知る人ぞ知るスポットのようです。
七夕周辺には天の川も見れますし、星の輝きを一つ一つハッキリ綺麗に望めますから星の勉強にもピッタリです!
七夕以外では秋頃に行くのがオススメ。
秋の澄んだ夜空には星雲の中で最も有名なアンドロメダ大星雲M31をはじめ、大物の星雲・星団を更に楽しむことができます。肉眼で輝く星々を何にも邪魔されずに楽しみたいなら、ここに行くべきですよ!
就実の丘周辺
就実の丘は旭川市と美瑛町へ通じる道の途中にあるので、周辺にも観光スポットがたくさんあります。
[旭川市方面]
日本最北の動物園で、全国有数の人気動物園!動物たちにとって快適な空間を作り上げ、動物が本来持っている生態・行動をお客さんに見てもらうという「行動展示」の手法で、ありのままの動物たちを見ることができます。
・旭川市科学館サイパル/就実の丘から約19km
「北国」「地球」「宇宙」の3つのコーナーに分かれていて、楽しみながら化学を学び、体験できます。お子様連れにオススメ!
・常盤公園/就実の丘から約20km
旭川市中心部のオアシスで、平成元年には日本の都市公園100選に選ばれた過去があります。
[美瑛町方面]
綺麗に整備された丘の上から、テレビCMで採用されたカシワの木がそびえ立つ景色を見ることができます。夏には観光客でいっぱいになります!
・四季彩の丘/就実の丘から約17km
北海道ならではの広大な土地に広がる、様々な花の絨毯を敷き詰めたような美しい風景がひろがります。オススメは7月~8月の夏シーズンです。
ここには書ききれないほど、周辺には自然を満喫できるスポットをはじめとする魅力的な観光地がたくさんあります!
就実の丘周辺にある青い池
もうひとつ、忘れてはいけない就実の丘周辺にあるおすすめスポットは美瑛町にある「白金青い池」。名前の通り、水面が青く見える不思議な池です。
見たことある…?と思った方いらっしゃるのでは?そうです。2012年にApple社の壁紙に使用されていた景色です!
十勝岳の防災工事の時に堰堤に溜まった不思議なほど青くなりました。周辺にあった立ち枯れのカラマツとあいまって幻想的な風景を作り出し、いつしかここを「青い池」と呼ぶようになったそうです。
季節やお天気によって変わる青い池のブルーを楽しむことができ、雪解け水が多く流れ込む春はグリーンブルー(緑色)に。初夏にはライトブルーに、真冬は寒さゆえ凍結してまた違う景色を楽しませてくれるので、一年中私たちを飽きさせないようにかと思うくらい様々な変化をしてくれます。
この、四季折々で表情が変わる青色を「美瑛ブルー(BIEI BLUE)」と呼び親しんでいます。
池の水が青くなるのは、ここに溜まった水の種類に理由があります。
ここに溜まった水は、白金温泉付近で合流する支流や白ひげの滝に含まれる硫黄などの温泉成分やアルミニウムなどを含んだ水と美瑛川の水の2種類が合わさった水。
2つの成分が混ざりコロイドという成分が生成され、そこに太陽光が当たり水中のコロイド粒子が衝突して色々な方向に光が散乱します。波長の短い青い光が散乱されやすいため、その光が人の目に届くと青く見えるのがこの池が青く見える理由だそうです。
また、池の底が白い土壌で光を反射して青色をより一層の引き立たせてくれますが、水自体が青いわけではありません。
人工の池とはいえど、人の計算ではなく、偶然合わさった2種類の水の反応でこれだけキレイな青を見せてくれる白金青い池は、自然からのプレゼントのようですね。
住所:北海道旭川市西神楽就実
交通:車で旭川中心部から約40分
駐車場:なし